#少女終末旅行 と
#シメジシミュレーション を読破した方々の中にも、各物語における、主人公たちの行く末は一体何処にあるのかと思ったはずである。生存説、死亡説、色々あるが、つまるところ、ふたつの世界は「同一の世界」に存在していたという事実を理解された人は、果たして、どれだけ居るものであろう。集合的無意識の中に存在していた事実。「宇宙という器」の中に点在している星々は「個の意識」の姿であったという事実。GLT#6の最終ページに記された石と円形画。あれは、水希が描いていた計算式そのものであり、それは「個の意識」、即ち、いのちの存在を示していたのである。そう、あの石の正体は、水希の言う「夢の石」…。